神室山系の自然を守る会 inserted by FC2 system

ようこそ神室山系の自然を守る会へ

金山町薬師山(標高437m)から望む神室連峰(地形ソフト:カシミール3Dで描画)
ここでは神室連峰西側の登山口の代表として、北から有屋口、土内口、山屋口を示しています。

設立経緯と活動内容

日本が昭和30年以降の高度経済成長期に入り、ブナ原生林の伐採や大規模開発が各地で進められたことで、このままでは郷土の大切な自然まで破壊されてしまうと、危機感を抱いた有志7名の呼びかけで、昭和63年(1988年)7月17日に発足しました。
現在の会員数は約60名、主な自然保護活動として、春と秋の自然観察会、自然保護講演会の開催、年4回の会報発行、モニタリングサイト1000里地調査への参加(2023年度からはホタルのみ)、登山道の整備などに取り組んでいます。

お知らせ

・神室連峰には携帯電話が通じない領域(特に稜線で囲まれた谷部)がありますので、ご注意ください。

・熊ノ返山周辺の風力発電計画は中止

山形県尾花沢市、最上郡舟形町および最上町にまたがる、熊ノ返山周辺の風力発電計画は事業主である関西電力の撤退により中止になったことが4月19日わかりました。当会では当該地域に昨年、国の天然記念物であるイヌワシ(絶滅危惧種)の棲息が確認されたことから、この計画の中止を求めて関連機関に要望書を提出しておりました。イヌワシが棲息する東北の豊かな自然が守られることは喜ばしく、関係各位のご理解、ご協力に感謝するとともに、今後も自然保護活動を続けて参ります。

関連HPへのリンク

  • FNNプライムオンライン
  • Yahooニュース
  • 河北新報(有料)
  • 天然記念物イヌワシ
  • ・熊ノ返山の調査登山を実施

    当会では4月21日、最上町萱場方面から熊ノ返山の調査登山を実施しました。あいにく山頂付近の竹藪に阻まれて一歩手前で引き返しましたが、この一帯には見事なブナ林やイワウチワの群落などの豊かな自然が残されており、ここに巨大風車を建設することは深刻な自然破壊につながることを実感しました。

    左:中腹付近のブナ(花が開花)、右:山頂付近のブナ(未開花)

    左:山頂付近のブナの二次林、右:日向にあるイワウチワの群落

    ・春の自然観察会の開催案内

    今年の春の自然観察会は鮭川村の”太平山トレッキングと米湿原の花めぐり”となります。
    日 時:2024年5月12日(日)8:30〜14:00
    集 合:新庄駅東口駐車場中央付近(同日8:30)
    案 内:ネイチャーガイド矢口末吉さん
    持ち物:トレッキングに適した服装、雨具、水、昼食
    申し込み:事務局 松崎(電話:090−3758−5538)5月8日締め切り

    ・ネイチャーガイド「神室連峰」の販売

    神室連峰の自然、信仰、伝説などを網羅した同書に少し残部があり、今回著者割引で販売します。これが最後の機会となりますので、ご希望の方は下記までお申し込み下さい。
    編集・発行:神室山系の自然を守る会・無明舎出版 (1998)
    価 格:郵送料込み1000円(本体価格800円)
    申し込み:沓澤(電話:0233−23−0139)

    ・神室連峰の縦走を計画している方へ

    神室連峰を縦走する場合の注意点を以下に記します。
    1.5月の連休中の稜線には残雪があります。ピッケルを使って滑落を防ぎましょう。
    2.また、残雪により縦走路を見失う恐れがありますので、地図で確認しましょう。
    3.縦走に適した期間としては5月上旬から6月下旬までと9月上旬から10月下旬までが無難です。
    (真夏は熱中症の恐れと縦走路が藪状になり歩行が困難となる区間があります。なお、縦走路の刈り払いは年1回で例年8月末に実施しています。)
    4.万一に備えてエスケープルートと水場を確認しておきましょう。

    (以上2024年4月26日更新)

     
  • 自然観察会(春と秋の年2回)
  • 入会案内(随時)
  • 神室連峰の四季

    左:神室山から遙かに望む鳥海山(春)、右:神室山から南方の縦走路を望む(秋)

    左:土内コース権八小屋跡付近からの神室山(夏)、右:西火打岳石滝尾根からの神室山(冬)

    神室連峰の魅力

  • 神室の絶景
  • 神室連峰花暦
  • 神室讃歌
  • 主な登山コース

    まずはコース概要をご覧ください。

  • コース概要
  • 神室山

  • 水晶森コース
  • 有屋コース
  • 土内コース
  • 蒲沢コース
  • 根の崎コース
  • 西の又沢コース
  • パノラマコース
  • 小又山

  • 大又コース
  • 火打岳

  • 砂利押沢(銀次郎)コース
  • 富喜新道コース
  • 槍ヶ先

  • 親倉見コース
  • 一杯森・八森山

  • 萩野コース(一杯森)
  • 萩野コース(八森山)
  • 薬師原コース(八森山)
  • 台山

  • 台山コース
  • 杢蔵山

  • 山屋コース
  • 亀割山

  • 休場・瀬見温泉コース
  • 陣峰市民の森

  • 陣峰市民の森コース
  • 縦走路

  • 神室連峰縦走路
  • 水場案内
  • 縦走記録(1)
  • 縦走記録(2)
  • 縦走記録(3)
  • 関連HPへのリンク

  • 山形百名山
  • 最上地域観光協議会
  • 新庄市 登山・トレッキング
  • 金山町 自然環境ゾーン
  • 最上町 登山口・トレッキング
  • 湯沢市 登山情報
  • 林野庁「緑の回廊」
  • 栗駒国定公園 フリー百科事典『ウィキペディア』
  • 栗駒国定公園(山形県内区域)公園計画の立案
  • ヤマケイオンライン神室山
  • ←登山アプリ「YAMAP」のスマホへのインストール
    このホームページで紹介している個別のコースは、いずれも「YAMAP」により記録した地図を参照しています。

    このHPの感想や質問

  • メールはこちら(メールアドレスの#を@に変更してお送りください)
  • 神室山系の自然を守る会の歩み

    昭和63年(1988年)設立 会長 紀伊寿雄
    平成10年(1998年)10周年記念としてネイチャーガイド「神室連峰」発行
    平成12年(2000年)「緑の募金」で「かむてんの里(一杯森)」の植樹事業を実施
    平成19年(2007年)栗駒国定公園(山形県内区域)公園計画の立案
    平成22年(2010年)20周年記念誌発行
    平成31年(2019年)30周年記念誌発行

    ネイチャーガイド「神室連峰」 神室山系の自然を守る会編 (1998) 無明舎出版

    「神室連峰とともに」 神室山系の自然を守る会20周年記念誌 (2010)

    「神室連峰とともに2」 神室山系の自然を守る会30周年記念誌 (2019)

    栗駒国定公園 神室連峰の歩み

    昭和 2年(1927年)新庄営林署が縦走路の一部測量に着手
    昭和29年(1954年)神室連峰縦走路が開通
    昭和38年(1963年)山形県が「神室加無山県立自然公園」に指定
    昭和39年(1964年)砂利押沢(銀次郎)コースが開通
    昭和43年(1968年)環境庁が「栗駒国定公園」に指定
    平成12年(2000年)東北森林管理局が「緑の回廊」に設定

    以上は「ぶな新緑」(海藤忠男, 1989)、ネイチャーガイド「神室連峰」(神室山系の自然を守る会編, 1998)、「神室山系の自然を守る会20周年記念誌」(2010)を参照。

    真室川町秋山牧場(標高187m)からの眺望

    このページのトップに戻る